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80年代プロレスを中心に、プロレスを気ままに語る、柴犬好きのブログ

自分が観戦したプロレス興行や、プロレスについて思うことがあるときに、気ままに書きたいことを書いてます。

87IWGPチャンピオンシリーズ 西日本総合展示場大会 新日本プロレス

1987年6月3日北九州市西日本総合展示場で開催された新日本プロレス87IWGPチャンピオンシリーズ北九州大会。

リーグ戦はジョージ高野対アレックスミルノフ、コンガザバーバリアン対キラーブルックスというマニアックなカードだった。

そのリーグ戦よりも、この日は伝説のセメントマッチヒロ斎藤橋本真也が行われた事で有名。この試合、そして試合後の出来事を現場で目撃した人は、そしていまそのことを覚えている人は、ほんのわずかだと思う。

 試合開始直後から、ガチガチにカ、カテェという空気で橋本真也ヒロ斎藤の技を受けないで蹴りを見舞う。あ、これはセメントだ、とすぐにわかった。

 橋本真也の蹴りを受けたヒロ斎藤は序盤で指を骨折。試合中、ヒロ斎藤が何度も指を気にしていたが、橋本真也はお構い無し。橋本真也はまだこの時入門三年目の若手の域を出ない選手。ヒロ斎藤にセメントを仕掛けること自体が異例。

 そして、試合後、控室にもどった橋本真也長州力マサ斎藤が制裁。長州力のど迫力の怒声と、橋本真也をボコボコにして、ドンドンと壁に叩きつけるすごい音が聞こえてきた。この日の興行は、いま現在の西日本総合展示場新館ではなく、旧館の時代に行われたので、控室と言っても、つい立のような厚さの壁で区切られた空間。おそらく可動式だったんじゃないかなあ。騒動の様子がまともに聞こえてきたし、その仕切り壁が何度も大きく揺れまくってるので、これはすごい事になったな、と驚いたことを覚えてる。

この騒ぎを聞きつけて橋本真也を助けに来たのは蝶野正洋

蝶野正洋橋本真也と同期のまだ三年目の若手。怒髪天を突く勢いの長州力マサ斎藤のことは怖いはずだが、同期のトンパチが制裁を受けているのを見て助けに入ったのだろう。さすが蝶野正洋

蝶野正洋に肩を借りて、控室から出てきた橋本真也は頭からタオルをかぶり、そのまま会場出口へ。その表情はうかがい知る事ができなかった。橋本真也は、そのまま会場を去って行った。

 橋本真也と言えば、のちに東京ドームでの小川直也戦で、格闘スタイルに転じた小川直也にセメントを仕掛けられ、ボコボコにされたが、あるプロレス関係者はこう言っていた。

あれが武藤さんか蝶野さんだったら、あんな風にはなってなかった、と。

武藤敬司蝶野正洋であればリング上であんな仕掛けをされたらやり返していたと。